2016年4月、上智大学経済学部は新たに「経済学英語特修プログラム(Faculty of Economics, Economics in English Program)」を開設します。
このプログラムでは、英語で経済学を学び、「経済学を英語で実践的に使える力」の養成を目標とします。プログラムは2年生以上が対象で、成績優秀者には修了認定証が授与されます。
経済学部に入学した新入生の多くが、在学中に英語力を向上させたいと強く感じています。けれども、いざ大学が始まると英語を勉強するためのモチベーションを維持するのはなかなか難しいのが現実です。就活が始まって英語力を問われたり、内定先の企業から英語研修の受講を求められたりして、「もっと英語を勉強しておけばよかった」と後悔する学生も少なからずいるようです。このプログラムには、「英語力を高める動機付け」としての役割も期待されています。
高校まで日本語で学んできた学生が、いきなり英語で授業を受けても難しく感じるでしょう。そこで、経済学科の新入生は、英語導入授業としてIntroduction to Economicsを受講します。この授業では、英語の教材を使って経済学とはどのような学問であるかを学びます。また、基礎科目であるミクロ経済学やマクロ経済学は日本語で学び、経済学の考え方を理解した上で、より実践的な応用科目を英語で学ぶことができます。
2年生に進級した時点で、希望者はプログラムに登録することができます。所定の英語力を満たした学生なら誰でも登録できます。プログラムで指定された科目を20単位以上履修し、そのうち成績のよい20単位の平均GPAが3.0以上であれば、優秀な成績で修了したことを証明する修了認定証(A)が授与されます。また、成績要件に加えて英語検定試験の点数が所定の点数以上であれば、成績と英語の両面で優れていることを証明する修了認定証(S)が授与されます。プログラムを修了することは、海外留学や就職活動に資することはもちろんのこと、卒業後の国際的なキャリア形成にとっても有益なトレーニングになると確信しています。
経済学英語特修プログラムで皆さんと共に学ぶことを楽しみにしています!
(2016年3月31日 経済学部教授 蓬田守弘)
※ 経済学英語特修プログラムの登録・対象科目等については、Loyolaの学科・専攻別掲示板を参照して下さい(ただし、2016年4月30日までの掲示で、新2年生(15年次生)のみ閲覧可)。